海外での運転は、現地の景色や文化を楽しむ素晴らしい体験のひとつです。
車なら好きな時間にどこでも移動できます。
しかし、その裏には私たちが普段経験しない交通ルールや慣習、そして万が一のトラブルというリスクも存在します。
この記事では、私がブラジル・サンパウロで実際に交通事故を起こしてしまった体験をもとに、事故発生から解決までの流れを詳しくお伝えします。
相手はバイクに乗った女性で、彼女は左腕を骨折するという大変な事態となりました。
私はその場で冷静に行動しようと努めました。
救急車の手配や警察への連絡、現場での対応、さらには保険会社とのやり取りなど、海外ならではの複雑なプロセスに直面。
この経験を通じて学んだことや反省点を共有し、海外で運転する際に知っておくべき具体的な対応策をお伝えします。
事前に知っておけば不安も解消されますよね。
もしも旅行先や移住先で交通事故に遭遇してしまった場合、この記事があなたの役に立つことを願っています。
事故発生!ブラジル・サンパウロでの予期せぬ出来事
ブラジルで車を運転しているとき、自分が交通事故に会うなんて思ってもみませんでした。
まさに、夢にも思いませんでしたってやつです。
車を運転中におきた交通事故 その瞬間
サンパウロ州のとある街で車を運転しているときのことです。
一方通行の道を曲がろうとしたら、横を猛スピードでバイクが走り抜けました。
その瞬間、ガシャン!
よけようとしてくれて、そのまま倒れてしまいました。
倒れたときに車と接触し女性も倒れていました。
バイク女性の接触と相手のケガ 交通事情と事故の背景
ブラジルでは、バイクは車の間を縫うように走行します。
サンパウロの大渋滞では、車をするんじゃないかってくらいのスペースを走り抜けていきます。
だから接触事故が起こりやすい環境にあります。
私もそんな状況に慣れておらず、注意が足りなかったことを深く反省しました。
事故直後の対応:友人、救急、警察への連絡
日本でも当然のことですが、事故がおきたらすぐに相手の状況を確認します。
私側は車は壊れていたものの、体は何ともありませんでした。
最初の行動:友人への連絡
事故が起きてすぐとにかく相手の状況を見に行きました。
腕を押さえていて、意識ははっきりしていました。
ブラジルでの事故がはじめてで何をすべきかわからず、まずブラジルの友人に連絡を取りました。
友人は冷静にアドバイスをくれ、「まずは相手のケガの具合を確認し、すぐに救急車を呼ぶように」と指示してくれました。
言葉の壁や緊急時の行動に慣れていない私にとって、友人の助言は非常に心強いものでした。
救急車と警察への通報
次に、ブラジルの緊急ダイヤルで救急に連絡しました。
救急車は比較的早く現場に到着し、女性を病院に搬送してくれました。
一方で、警察にも連絡しましたが、なかなか来ませんでした。
到着までに非常に時間がかかり、現場に長時間留まる必要がありました。
現場対応での判断ミス:警察到着前に現場を離れるリスク
事故後に失敗したことがあります。
それは、警察が来る前に現場を離れてしまったこと。
なかなか警察が来なくて、相手も救急車で病院へいってしまったので、もう直接警察に行こうと勝手に判断してしまったことでした。
警察の到着が遅れる理由と現場離脱の判断
警察には、救急車と同様にすぐに連絡しました。
しかし、なかなかきませんでした。
救急車は相手を載せていってしまう。
さらに、相手のバイクも引き取りが来てトラックでのせていってしまいました。
残された私は待つことになります。
警察の到着を待つ間、30分以上現場に立ち尽くしていました。
警察がいつ来るかわからない状況に不安を覚えました。
最終的に、友人から「もういいんじゃない?」と言われ、現場を離れる決断をしました。
しかし、これは適切な対応だったのか疑問が残りました。
現場を離れた後の手続きとトラブル回避のポイント
現場を離れる際には、相手の連絡先や事故現場の写真、証人の情報をしっかりと記録しました。
これらは後の警察署での手続きに役立つ重要な情報です。
事故を起こした際には、どんなに焦っていても、証拠を残すことがトラブル回避の鍵となります。
スマホで相手のバイクと自分の車を撮りました。
病院での話し合い:警察立ち合いのもとで相手と向き合う
事故現場を離れた後、すぐに近くの警察署にいきました。
そして、事故をしたことを伝えると、連絡がきていると言われました。
そして、現場に行ったけど誰もいなかったと言われます。
どうやら警察は、事故現場に来たけど少し前に私はもうお立ち去ってしまっていたらしい。
すると、相手と話さなければいけないので、病院に行けといわれました。
病院での話し合いの流れ
警察の指示で病院へ向かい、相手の女性と話し合うことになりました。
警察立ち合いのもと、事故の経緯をお互いに説明し、状況を整理。
お互い間違いじゃないことを警察に確認されました。
そして、事故証明みたいなやつを取に警察署へいくこととなります。
相手の状況と保険
相手の女性は、腕が折れていました。
日本では車とバイクの事故は車に過失が大きくなることが多いようです。
ですから、事故後すっとびびっていました。
最悪刑務所ってあるんだろうかと。
でも、全くそんなことはありませんでした。
相手と会ったのはこれが最後です。
病院や家にお見舞いにいくことはなく、保険やさんからもこれで終わりと言われるだけ。
なんだか気持ち悪い感じがしましたが、これがブラジルのようです。
相手のバイクや働けない期間のお金は全部保険屋さん。
でも、こちらの車の修理は無料ではやってくれませんでした。
レンタカーの場合の特別な対処法:契約内容を確認しよう
海外で車を乗る人は、旅行が多いのでレンタカーになると思います。
私は移住しているので、自分の車でしたが、レンタカーでも同様です。
レンタカー会社への速やかな報告
もし事故を起こした車がレンタカーだった場合。
まずは事故の相手を見て、救急車や警察への連絡。
そして、レンタカー会社への連絡です。
契約時に交わした書類を基に、保険の適用範囲や補償内容を確認することが重要です。
特にブラジルでは、レンタカーに付帯している保険が不十分な場合があるため、チェックしておきたいですね。
返却時のトラブル回避策
レンタカーを返却する際には、事故の詳細をレポートとしてまとめ、会社に提出する必要があります。
写真や事故現場の情報を残しておきましょう。
今は、スマホがあるのですぐに写真を撮ることができますよね。
写真で証拠を残しておけば、余計な請求を回避できる可能性が高まります。
保険会社への連絡:事故後のトラブルを回避するために
事故をしたら日本と同様に保険会社に連絡します。
保険がないと自腹で支払うことになるのでとても大切です。
事故発生後すぐに保険会社に連絡する重要性
交通事故が起きた後、私はすぐに保険会社に連絡を取りました。
保険会社に事故の日時、場所、状況、相手の情報などを詳細に報告。
すると、対応がスムーズに進みます。
特に、相手がケガをしている場合、治療費や補償の問題が発生するため、迅速な連絡が不可欠です。
保険会社の対応と補償手続きの流れ
保険会社の担当者からは、免許証や車のライセンスの画像を送ってくれと連絡がありました。
一応事故現場の写真、警察署での書類、相手の連絡先なども送付。
こういった書類を送っておいたことでやり取りも少なく済みました。
また、相手の女性への補償は保険でカバーされることが確認でき、精神的な負担も軽減されました。
まとめ:冷静な対応で海外での事故を乗り越える方法
今回の事故を通じて、海外での交通事故には冷静な対応と事前準備が不可欠であることを痛感しました。
日本でも同じですけどね。
焦りや不安が判断ミスを招くため、迅速に行動することはもちろん、適切な対応手順を守ることが重要です。
一つ思ったのは、海外は日本のように謝ることはすぐにしません。
ですから、すぐに謝って自分の過ちを認めてしまうと後々立場が悪くなることもあるかもしれません。
日本でもそうですが、自分が悪いと認めてしまうともし裁判になったときでも負ける可能性が高まるかも。
海外運転時に心がけるべきポイント
海外で車を運転する際には、以下のポイントを意識することをおすすめします。
- 現地の交通ルールを事前に確認する
- 緊急連絡先を手元に用意する
- 適切な保険に加入し、カバー範囲を確認する
- 事故時に冷静に対応し、証拠をしっかり記録する←重要
海外で交通事故に遭った場合でも、適切な対応をすればトラブルを最小限に抑えることができることをお伝えしました。
ぜひ、この記事を参考にして、海外での運転を安全かつ安心して楽しんでください!