PR このブログではプロモーション広告を利用しています。

海外子育て・多文化教育

多言語育児を始めるための5つのステップ|家庭でできる!3人育児ママの実践例つき

更新日:

学校の学芸会

ブラジルで10年以上3人の子どもを育てながら、日々多言語育児を実践していました。

「多言語育児って興味はあるけど、何から始めればいいの?」というママ・パパに向けて、我が家が実際に取り組んでいる方法をステップ形式でご紹介します。

 

多言語育児って本当に必要? わが家の実感

私たちの子どもたちは、家では日本語、学校ではポルトガル語で、時々英語も交えながら生活していました。

最初は「言葉が混乱しない?」「ちゃんと話せるようになるの?」と不安はありました。

最初は、子供たちが学校へ行くまでは日本語しか話せませんでした。
だから、学校での言語に大混乱してかわいそうと思うこともありました。

でも、実際には母語を大切にしながら、環境を整えることで自然と子どもたちが複数の言語を吸収していく姿を見てきました。

 

海外で言語に対する注意点 家でも英語話すのは危険

海外で暮らすにあたって、言語において注意したい点があります。
それは、家でも現地語、外でも現地語を実行した場合。

ブラジルでもよくみかけるのですが、日系3世、4世になっていくと日本語が話せなくなっています。
これは、どうしても年限が経っていくと、家でもポルトガル語を話すようになるからです。

他にも、これはアメリカで実際にあったことです。
その家族は、日本人1世で移住し現地で子供が生まれた後、家でも英語で話をしていました。

子供が小さいころは親が知っている英語でも通じていました。
でも、子供が大きくなるにつれ、英語はネイティブになっていきました。
すると、片言の英語だった両親は話すことが難しくなっていました。

しかも、子供は日本語がほとんど話せなくなっています。
最悪なことに、日本語でも会話ができない。
英語でもちゃんと会話ができない。

こんな実例があったので、よかれとおもっていたことが最悪の結果になってしまったようです。

 

ステップ1|まずは「母語」を大切にする

多言語育児の第一歩は、実は「母語=日本語をしっかり育てること」。

なぜなら、母語の語彙力や思考力がしっかり育っていると、第二・第三言語もスムーズに入ってくるからです。

我が家では、日本語の絵本を毎日読む・家族の会話は基本日本語、を心がけています。

 

ステップ2|家庭内で言語の「役割分担」を決める

多言語育児をするには、混乱を防ぐ「ルール作り」も大切。

  • 基本両親とは日本語で話す
  • 兄弟では日本語でもポルトガル語でもok
  • 外ではポルトガル語

というように、我が家では決めています。

遊び感覚で変えると、子どもも楽しみながら言葉に触れられますよ!

 

ステップ3|多言語の「耳を育てる」環境をつくる

親がペラペラじゃなくても大丈夫!

大事なのは、自然に耳から多言語をインプットできる環境づくりです。

我が家の活用アイテム:

  • YouTube(英語・ポルトガル語の子ども向けチャンネル)
  • 音声付きの多言語絵本(日本から取り寄せ)
  • 英語や他言語の童謡を流すだけの時間

子ども向けオンライン英会話を取り入れてもいいですね。

日本語がわかる先生が対応してくれるので、初めての英語にも安心です。

 

ステップ4|1日10分でOK!アウトプットの時間を確保

学校の宿題のワニ

インプットだけでは言語は定着しません。

「おままごとを英語で」「挨拶だけポルトガル語」など、アウトプットの“遊び時間”を1日10分でも作るのがポイントです。

我が家の例:

  • 学校で習った英語を復習や予習として会話
  • みじかな数字や色、食べ物などは英語やポルトガル語
  • とっさにでる感情を外国語にする

 

ステップ5|子どもが楽しく続けられる仕組みをつくる

「言語学習=楽しいこと」と感じてもらうために、ちょっとした工夫も取り入れています。

例えば…

  • 英語で5つ単語を言えたらスタンプ1個
  • 「移動中外国語だけでやってみようチャレンジ」
  • アニメやゲームをご褒美に設定

無理なく、遊びの中で言語が“使えるツール”として身についていくのが理想です。

 

よくある質問と不安へのアドバイス

Q:言葉が混ざってしまいませんか?

A:幼少期は「言語ミックス」が普通です。
心配しなくても、年齢とともに整理されていきます。

 

Q:どの言語も中途半端にならない?

A:母語をしっかり育てつつ、他言語は「生活の中で自然に」取り入れるのがポイント。

 

まとめ|完璧じゃなくてOK!できることから始めよう

多言語育児は、特別な家庭だけのものではありません。

親の言葉が上手でなくても、環境を整えてあげるだけで子どもは吸収していきます。

「うちはバイリンガルどころか、最初は“日本語すらちゃんと話せるか不安…”でした。
でも、あきらめずに毎日コツコツ、小さな工夫を積み重ねてきたら、日本に帰国してしまったものの長男は自然と複数言語を使い分けられるようになりました。

完璧じゃなくて大丈夫。楽しみながら“家庭でできること”を、できるところから始めてみてくださいね!

まずは今日から「英語の歌を流す」「曜日で言語を変える」など、小さな一歩を始めてみてください。

© 2025 レオスペ